目次 * 序章 *

 日本神話の代表作「古事記」「日本書紀」の謎を解く鍵の一つは、書物が創られた昔の人々の物語の中にあると言われます。
 序章では古代史最大の内乱、「壬申の乱」をご紹介します。混沌とした時代、いにしえの扉を開くと日本神話の謎を解く鍵が見つかるかもしれません。

 ~ 日本神話を創った昔の人々の物語 ~

1. 日本神話の謎を解く鍵
2. 古代史上最大の内乱 ~後継者を巡る権力争い~
3. カリスマ王の負の遺産
4. 乙巳の変
5. 事件の後
6. 大化の改新 ~先代王の築いた日本~
7. 先代王の母 ~1度目の王座~
8. 先代王の母 ~2度目の王座~
9. 朝鮮半島での大敗 ~白村江の戦い~
10. 大津遷都
11. 先代王即位
12. 先代王の弟
13. 弟の脇役時代
14. 先代王の息子
15. 先代王の誘い
16. 先代王の覚悟
17. 警戒心を抱いた弟
18. 命を賭けた答
19. 弟の引退表明
20. 壬申の乱へのカウントダウン
21. 大津の都を後に
22. 虎に翼をつけて
23. 吉野の山里へ
24. 臣下の誓い
25. 先代王、崩御
26. カリスマ亡き後
27. 大津の都の不穏な空気
28. 弟への包囲網
29. 鮒の腹に隠された密書
30. 弟の決断
31. 不破の道を塞げ
32. 鈴を得よ
33. 駅鈴
34. 鈴が手に入らねば
35. 吉野脱出 ~壬申の乱、幕開け~
36. 3人目の男
37. 飛鳥にいた兄弟家来2人
38. 息子の動揺
39. カリスマ王の息子に生まれて
40. 吉野から大宇陀へ
41. 大宇陀から室生村大野へ
42. 闇の中、敵地を進む ~伊賀の山越え~
43. 敵地・伊賀を進む ~名張~
44. 不吉な黒雲
45. 黒雲は天下を得るしるし
46. 敵地に見た一筋の希望
47. 伊賀国の地方官加わる
48. 弟の片腕になる男、登場
49. 鈴鹿にて軍勢膨らむ
50. 鈴鹿の山道封鎖
51. 雷雨の中、2日目の夜を迎える
52. 天照大御神に祈る
53. 大津の子供も脱出成功
54. 不破の道、占拠成功
55. 桑名にて進軍停止
56. 壬申の乱初日、息子の決意とは
57. 壬申の乱、側近達の決意
58. 都、大津の徴兵令
59. 日本初、戸籍の効果
60. 徴兵の結果 ~ 東国 ~
61. 徴兵令の結果 ~ 吉備 ~
62. 徴兵令の結果 ~ 筑紫 ~
63. 筑紫の返答
64. 徴兵令の結果 ~ 古都、飛鳥 ~
65. 壬申の乱、飛鳥の役割
66. 壬申の乱、飛鳥の異変
67. 飛鳥制圧の根回し
68. 壬申の乱、飛鳥急襲のシナリオ
69. 壬申の乱、飛鳥の軍営崩壊
70. 壬申の乱、飛鳥の制圧
71. 弟、不破に入る
72. 弟、不破にて2万の大軍を得る
73. 不破での朗報続く
74. 壬申の乱、弟の嘆き
75. 弟の長男、右腕の男
76. 名実共に右腕として
77. 主役交代 ~父からの権限移譲~
78. 戦いの主役、同世代の2人
79. 壬申の乱、野上の夜
80. 弟、うけい(誓約)をする
81. 飛鳥に功労者、将軍を置く
82. 全軍、赤色を身にまとい
83. 追い詰められていく息子
84. 不破の道、奪還計画
85. 予期せぬ悲劇
86. 息子の軍の内部崩壊
87. 壬申の乱、さらなる悲劇
88. 息子が負った痛手
89. 壬申の乱、弟軍が位置につく
90. 弟が創る包囲網
91. 壬申の乱、緒戦の結果
92. 奈良山へ移動
93. 飛鳥の守り
94. 壬申の乱、奈良山での惨敗
95. 剣なくして飛鳥を守る
96. 難題、河内の敵軍対策
97. 河内の敵軍に兵を割く
98. 高安山
99. 高安城の役割
100. 畿内の米穀庫、高安城
101. 食料備蓄なき高安城の確保
102. 河内より迫る敵の大軍
103. 高安城での自問自答
104. 壬申の乱、衛我河の戦い
105. 衛我河の戦いが生んだ空白の一日
106. 飛鳥を救った空白の1日
107. 壬申の乱 各地の戦
108. 壬申の乱、倉歴の戦い
109. 倉歴の戦い、「合言葉は金」
110. 壬申の乱、莿萩野の戦い
111. 壬申の乱、大和を巡る攻防
112. 壬申の乱、大和の主役
113. 幸運にも飛鳥は無事
114. 金綱井での異変
115. 神懸かりになった男の言葉
116. 壬申の乱、大和の神話
117. 壬申の乱の記録の謎
118. 大和での託宣
119. 男の一族の事情
120. 託宣を信じて
121. 大和における、もう一つの託宣
122. 村屋社での託宣
123. 当麻の戦い ~壬申の乱、大和の戦い~
124. 百姓、殺すべからず ~当麻の戦い~
125. 当麻の戦いにて圧勝
126. 大和の兵力不足解消
127. 飛鳥の北に残る脅威
128. 中つ道を守る決意
129. 上つ道、箸墓の戦い
130. 中つ道からの敵軍襲来
131. 再び苦境脱出
132. 中つ道での戦い
133. 敵将を仕留めよ
134. 中つ道での戦いの勝利
135. 大和平定への道程 ~前半戦~
136. 大和平定への道程 ~後半戦~
137. 壬申の乱、不破の道から大津へ
138. 赤色をまとう弟軍の兵士達
139. 大津の都まで、あと少し
140. 弟軍、瀬田に到達
141. 瀬田の唐橋
142. 瀬田橋を見て父を想う
143. 瀬田橋を見て弟を思う
144. 瀬田橋に誓う
145. 壬申の乱、最終章
146. 壬申の乱、瀬田橋の戦い
147. 瀬田の地の記憶
148. 瀬田橋に挑んだ兵士
149. 瀬田橋を渡る
150. 瀬田の唐橋を制する者
151. 瀬田橋を渡った後
152. 都の軍、瀬田にて崩壊
153. 瀬田川のほとりでの戦い
154. 弟軍、瀬田での勝利
155. 大津の北、三尾城陥落
156. 大津の都の終焉
157. 息子が求めた場所
158. 息子の人生
159. 壬申の乱、息子の最期
160. 最期まで従った男
161. 静かな最期を与えた男
162. 息子の首を運んだ男
163. 壬申の乱の幕引き役
164. 壬申の乱、終幕
165. 弟、息子に対面
166. 壬申の乱、敗者の処遇
167. 壬申の乱後、飛鳥を目指す
168. 王として飛鳥に凱旋
169. 飛鳥の嶋宮
170. 弟の即位
171. 天皇という名の誕生
172. 「古事記」誕生
173. 「日本書紀」誕生
174. 「古事記」と「日本書紀」
175. 勝者の描く日本神話
176. 古代日本の政治情勢
177. 敗者の描くもう一つの日本神話
178. 風土記の語る、もう一つの神話の世界
179. 風土記の伝える日本神話
180. 風土記の種類
181. 記紀神話
182. 記紀神話の違い
183. 記紀神話が異なる理由
184. 日本書紀に描かれた壬申の乱
185. 古代日本史上の神話、壬申の乱
186. 日本神話としての壬申の乱
187. 壬申の乱、登場人物 ~皇族~
188. 壬申の乱、登場人物 ~家来~
189. 壬申の乱の舞台 ~神社~
190. 壬申の乱の舞台を旅する
191. 大海人皇子、天武天皇
192. 第40代、天武天皇
193. 発案者、天武天皇
194. 天武天皇と伊勢神宮
195. 伊勢の斎宮制度を始めた天武天皇
196. 伊勢の遷宮制度を決めた天武天皇
197. 伊勢神宮の遷宮に備えて
198. 伊勢神宮の遷宮を支えた人々
199. 伊勢神宮の遷宮を支えた織田信長
200. 伊勢神宮を支えた豊臣秀吉
201. 内宮、外宮をはじめとした神社の集まり、伊勢神宮
202. 内宮、外宮の対立
203. 外宮側の危機感
204. 戦国時代当時の天皇の影響力
205. 豊臣秀吉に頼った吉田兼見
206. 秀吉が選んだ舞台は滋賀県、坂本城
207. 遷宮を支えた秀吉の状況
208. 遷宮に貢献した豊臣秀吉
209. 第42回目の遷宮を支えた徳川家康
210. 家康、武士の領分を再定義する
211. 伊勢神宮の「遷宮の日」を決めた家康
212. 江戸時代、伊勢神宮への集団参拝
213. 江戸時代、伊勢神宮参拝がブームになる
214. 全ての神社の頂点となった伊勢神宮
215. 庶民の憧れを失った伊勢神宮
216. 伊勢神宮の変化 ~庶民の参拝禁止~
217. 伊勢神宮の変化 ~遷宮資金の確保~
218. 伊勢御師の活動禁止
219. 明治時代の宗教政策
220. 終戦前後における天皇の存在
221. 終戦後の宗教政策

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2012/6/27